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多色摺りの厄除け獅子の御札
大阪府豊中市にある豊中稲荷神社所蔵の「御札」版木摺りをご依頼いただきました。
「北摂のおいなりさん」と謳われる豊中稲荷神社では、祭礼の際にこの御札を笹につけて授与されています。
これまで多色摺り(4版5色)の版木の扱いが難しく一部手作業で色を挿して御札を作成されていましたが、今回、職人の手で摺られた御札を参拝の方にお見せしたいとのことでご依頼いただきました。お預かりした版木は、保管状態がよく、墨詰まりもなくスムーズに摺り作業を行うことができました。
お戻しの際には、お預かりした版木とともに、摺り方や版木の保管についての指南書をお付けいたします。
概要
内容 | 豊中稲荷神社所蔵 「御札」版木 摺り |
作者 | 不明 |
原本制作時期 | 不明 |
サイズ | タテ約23cm×ヨコ約8.5cm(版木 摺り部分) タテ約27cm×ヨコ約9.5cm( 紙) |
版木 | 山桜板 4版5色 |
制作期間 | 約2週間 |
豊中稲荷神社
大阪府豊中市本町にある神社。正式社名は稲荷神社。
創建年代は不祥だが、行基によって建立された金寺(かなでら)の鎮守社として創建されたのが始まりと伝えられている。ご祭神は、宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、月読命(つきよみのみこと)。