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大峯信仰の歴史を物語る講社名を記した古版木
京都市左京区鞍馬地区で保存されている奈良吉野の大峯山に登拝する大峯講(山上講)の古版木摺りをご依頼いただきました。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の霊場「吉野・大峯」。役行者の開山以来、1300年の歴史を持つ修験道の聖地として信仰を集めています。江戸期以降、大峯山へお参りする山上講や行者講と呼ばれる講社が集落単位で組まれ、地域の男性は先達に導かれて参詣しました。
今回ご依頼いただいた古版木は、鞍馬地区の和調講が大峯(山上)参りを行った際に、宿泊所や休憩所に貼り、登拝したことを示す貼り紙の版。当時、大峯山への登拝がいかに盛んに行われていたかが偲ばれます。
概要
内容 | 団体所蔵 大峯講「和朝講」古版木 摺り |
作者 | 不明 |
原本制作時期 | 不明 |
サイズ | タテ約37cm×ヨコ約28cm(版木 摺り部分) タテ約50cm×ヨコ約39.5cm( 紙) |
作業内容 | 山桜板 墨摺1色 |
制作期間 | 約1週間 |